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10万円を給付する特別定額給付金(仮称)のオンライン申請では、署名用電子証明書暗証番号(6~16桁の数字・英大文字)を入力して電子署名を送信する必要があります。
署名用電子証明書暗証番号はマイナンバーカードを受け取る際にご自身で設定したものですが、頻繁に使うものではないので、ソラで覚えている方はほとんどいないのではないでしょうか。
特別定額給付金(仮称)のオンライン申請手続きを進めていって、暗証番号間違いで申請ができなかった!という事態になる前に、あらかじめ暗証番号を確認しておくことをおすすめします。
署名用電子証明書暗証番号を調べることはできない
とはいえ、署名用電子証明書暗証番号がどんな文字列になっているかを調べることはできません。市区町村窓口に「私の暗証番号を教えて!」と電話しても、そもそも暗証番号自体は市区町村側に保存されていないので答えられません。
そのため、署名用電子証明書暗証番号を忘れた、または記録した控えをなくしてしまったという場合は、住民票のある市区町村の窓口に足を運んでパスワードを初期化→再設定を行う必要があります。
その場合は特別定額給付金(10万円給付)のオンライン申請方式の条件が整っているかを判定するチャート画像の記事でも書いたとおり、郵送申請方式で特別定額給付金を申請するようにしてください。
署名用電子証明書暗証番号が正しいかを確認する方法
あなたが署名用電子証明書暗証番号を正確に覚えているか、または正確に記録しているかを確認する方法はあります。
この方法で署名用電子証明書暗証番号を確認することは、オンライン申請手続きを行う環境を整えることにもつながりますので、特別定額給付金のオンライン申請が始まって(5月1日開始と言われています)サイトが混雑する前に、事前準備を行っておきましょう。
なお、ここでは署名用電子証明書暗証番号の確認に重点を置くので、動作環境の整え方はあまり詳しくは紹介しません。
パソコンとICカードリーダ・ライタを使う場合の動作環境を確認
OSおよびブラウザ、マイナポータルAPの動作環境ページで、オンライン申請環境が整っているかをチェックしましょう。
ブラウザによってそれぞれ拡張機能をインストールする必要がありますので、チェックページで不足項目があった場合は動作環境ページから確認してください。
iPhoneを使う場合の動作環境を確認
兵庫県伊丹市が、特別定額給付金の受け取り手続き~事前準備~(ios)という動画を作成しています。
Androidを使う場合の動作環境を確認
兵庫県伊丹市が、特別定額給付金の受け取り手続き~事前準備~(Android)という動画を作成しています。
マイナポータルにアクセスし、パスワード変更画面を開く(パソコンの例)
動作環境を整えた状態でマイナポータルにアクセスし、「ICカードリーダーでログイン」をクリックします。
ICカードリーダ・ライタをパソコンに接続し、マイナンバーカードをセットして「OK」をクリックします。
利用者証明用電子証明書暗証番号(4桁の数字・これもマイナンバーカードを受け取る際に設定したもの)を入力して「OK」をクリックします。
「マイナンバーカードのパスワード変更」をクリックします。
「署名用電子証明書(6~16桁の英数字)」のラジオボタンを選択して「OK」をクリックします。
3つの入力欄は、全て現在確認している署名用電子証明書暗証番号を入力して「OK」をクリックします。
「パスワードを変更しました」という画面になりますが、先ほど「現在のパスワード」と「新しいパスワード」は同じものを入力していますので、現在確認している署名用電子証明書暗証番号は正しく記録されていたことは確認できました。
もし、「現在のパスワードが間違っています」の表示になった場合は、他に署名用電子証明書暗証番号の可能性がある文字列で試してください。なお、5回間違うと暗証番号がロックされてしまい、市区町村窓口でロック解除を行う必要があります。
その場合は、郵送申請方式で特別定額給付金を申請するようにしてください。
マイナポータルにアクセスし、パスワード変更画面を開く(Androidの例)
私の環境の関係上、Androidの場合のスクリーンショットを掲載していますが、iPhoneでも手順としてはほぼ同じとなります。
動作環境を整えた状態でマイナポータルにアクセスし、「スマートフォンのブラウザでログイン」をタップします。
利用者証明用電子証明書暗証番号(4桁の数字・これもマイナンバーカードを受け取る際に設定したもの)を入力して「OK」をタップします。
スマートフォンのNFC読み取り部分にマイナンバーカードをかざします。
3つの入力欄は、全て現在確認している署名用電子証明書暗証番号を入力して「OK」をクリックします。以降はパソコンの場合と同じ手順となります。