Tableauダッシュボード(福岡県内市区町村の2024年7月時点 人口ピラミッドなど)の見方のサンプル

Tableau Tips
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Tableauダッシュボードの操作の一例をご紹介

今回は、Tableauでデータ分析を行う方よりは、「Tableauで作られたダッシュボードなるものを見てみたいけれど、操作方法がよくわからない」という方向けの記事となります。

先日作成した国勢調査データからの人口ピラミッドは2020年時点の数値であるため、福岡県内市区町村限定となりますが2024年7月時点の人口ピラミッドのTableauダッシュボードを作成してみました。

このダッシュボードをサンプルに、「Tableauダッシュボードの見方」をいくつかご紹介します。
※ダッシュボードの作り方によって見方は多種多様となりますので、今回紹介する「マップによる絞り込み」や「ラジオボタンでの表示切り替え」が全てのダッシュボードで行えるわけではない点にご注意ください。

2023年度当初・2024年度当初バージョン

現時点の最新(2024年7月1日)の情報よりも年度当初時点の方がいいという声もありそうなので、2024年4月1日時点のデータで作成したバージョンと、経年比較用に2023年4月1日時点のデータで作成したバージョンも準備しています。

以下のセクションの記述は、どの時点のダッシュボードでも共通するものになるので、お好きな時点のものを選んでお読みください。

特定の市区町村の絞り込み表示

この画像は、ダッシュボードを開いた初期状態のものです。

このままでも、人口ピラミッド部分をスクロールすることで各市区町村の人口ピラミッドを見ることが可能ですが、見たい市区町村が決まっている場合はスクロールして探すのはちょっと面倒ですよね。

このダッシュボードでは、マップ上の市区町村をクリックやタップで選択することで、当該市区町村の人口ピラミッドだけに絞り込んで表示することができます。
たとえば私の出身地であるうきは市を選択すると、人口ピラミッド側も連動してうきは市のものが表示されます。

あ、この画像からは見やすいようにマップの縮尺を拡大しています。
(初期状態で小さく表示されているのは、スマートフォンでの閲覧時を想定して設定しているためです)

複数市区町村の選択と割合ピラミッドへの切り替え

なお、この市区町村の選択を複数行うことも可能です。
Ctrlキーを押しながらクリックしていく、またはマップの操作ボタンから「長方形ツール」「円形ツール」「投げ縄ツール」を使って任意の市区町村を囲みましょう。

ざっくり、福岡県の南半分あたりを囲んでみたらこんな感じになります。
ただ、ここで縦に連続している大牟田市(人口約10万人)と久留米市(人口約30万人)は、人口規模がそこそこ異なるのでピラミッドも比較しづらいですね。

今回作成したダッシュボードの元データ(福岡県 人口移動調査 第2表 市区町村別・年齢別人口)には人口だけでなく年齢別割合も記載されていたので、その割合でのピラミッドも作成してみました。
「ピラミッド・表の切替」のラジオボタンから「割合ピラミッド」を選択しましょう。

こちらのピラミッドでは、元の市区町村の人口規模に関わらず各年齢の割合で比較するので、人口規模が異なる複数市区町村の比較を行う場合に適しています。

ピラミッド以外の表もあるよ

元データには年齢ごとの人口・年齢別割合だけでなく年少(0歳から15歳未満)・生産年齢(15歳以上65歳未満)・老年(65歳以上)での集計も行われていたので、それを使った表も準備しました。
(元データにその集計がない場合でもTableau側で集計することも可能ですが、元データに最初からあると、ダッシュボード作成の作業量は少なくて済みます)

こちらの表も、上記の人口をベースにした人口表だけでなく、割合で示した割合表も準備しています。割合表は、各市区町村の年齢3区分の割合を比較する場合に適しています。

市区町村の選択状態を解除するには

最後に、市区町村の選択状態を解除して全市区町村を表示する状態への戻し方です。

絞り込み対象となっている条件(ここでは福岡県内の市区町村)以外のものが選択されれば全市区町村表示に戻すように設定していますので、福岡県以外の市区町村のどこか、または海上エリアを選択することで全市区町村表示に戻ります

以上、Tableauダッシュボードの操作の一例のご紹介でした。このように、見る側の操作でも視覚的表示を簡単に変更できるのもTableauの特徴となっています。

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