kintoneのアプリ作成初学者向けの連載やります
昨年度から、kintoneでちょっとしたアプリを作って業務を効率化する試みを行っているのですが、(私が軽く探した限りでは)プラグインまで含めて初歩から完成まで解説する内容のものを見かけなかったので、自分で作ってみることにしました。
ひとつの記事にまとめると長くなりそうなので、連載形式で何本かの記事に分けます(「勤怠記録」タグを付けた記事一覧からまとめ読みができます)。
こんなkintoneアプリを作るよ
今回作成するkintoneアプリの概要はこんな感じです。
- やりたいこと
- 出勤時刻・退勤時刻を職員から手軽に報告してもらい、勤怠データの記録を自動的に行いたい。
- 想定環境
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- kintoneアカウントを職員個人には割り当てていない。
- 職員個人は、基本的に自分専用または職場の共用パソコンからインターネットにアクセスすることはできる。
- タイムカードのような厳密な記録でなくていい(下記2つは厳密にすることもできますが、複雑になるので今回は考慮しません)。
- 例えば実際に出勤したのは8:15だけど、パソコンからの報告は8:25に行った→「8:15出勤」と修正入力できる。
- 自分専用のパソコンも共用パソコンもない場合、私用スマホから報告してもらう。
- 毎日行う作業なので、職員が入力する箇所は最小限にしたい。
- 職員番号を入力すれば、氏名や所属などは名簿から自動入力となるイメージ。
- 今回の例では、職員番号を入力すれば氏名は自動入力とし、名字と名前の間のスペースのありなしや半角スペース・全角スペースの混在といったデータ集計時の障壁となる表記揺れを防止します。
- 使用するプラグインその1 – FormBridge
- 有償プラグインですが、必須とさせてください。これを使わない場合は職員個人それぞれにkintoneアカウントを割り当てる必要があります。
- 使用するプラグインその2 – kViewer
- こちらも有償プラグインです。これを使わない場合は「職員番号だけを入力させ、それ以外の職員情報を自動入力」ができなくなりますが、毎回職員に手動入力させる(または最初はそこまで作り込まない)なら不要です。
- 使用するプラグインその3 – krewData
- こちらも有償プラグインです。出勤時刻と退勤時刻を1つのレコード(たとえばExcelでの「1行」)で管理したい場合に用いますが、出勤時刻と退勤時刻のレコードが別になっていい場合は不要です。
【連載】kintoneで勤怠データ記録アプリを作ってみよう vol.1
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