【連載】はじめてのTableau Public vol.2

vol.2はシェルフにフィールドをとりあえず配置するところまで

Tableauの初学者 of 初学者向けのシリーズ、今回はシェルフにフィールドをとりあえず配置するところまでを紹介します。

vol.1の手順までで、Tableau Publicのアカウントを登録するところまで行いました。
または、既にアカウント登録済でここからお読みいただいている方もいらっしゃるかもしれません。
ここからはチャートを作成する手順に入っていきます。

狭義のTableau PublicのWebページ上で「作成」ボタンをクリックして「Web作成」をクリックすることで、ローカル環境にTableau Desktop Public Editionをインストールしなくても作成することもできますが、本ドキュメントの改訂にあたり、これ以降はTableau Desktop Public Edition 2024.2 ver.の画面で解説を進めます。

なお、この連載ではTableau Desktop Public Editionのインストール手順は省略しています。
インストーラーのダウンロード→インストーラーの実行→ライセンス契約書の同意と進んでいけばインストール完了となるはずです。

チャートを作成する準備（データ接続）をする

Tableau Desktop Public Editionを起動すると、まずデータソースに接続する画面が出てきます。
今回は福岡市のオープンデータサイトから「インフルエンザ報告数」のデータであるCSVファイル「401307influenza.csv」を使います。

ちなみに、CSVファイルを読み込む場合は「Microsoft Excel」ではなく「テキストファイル」の方をクリックすることに注意してください。CSVファイルはExcel専用のデータフォーマットではなく、汎用的なテキストファイルのデータフォーマットであるためです。

元のデータのサイズやマシンスペックによっては抽出するのに少し時間がかかる場合があり、「抽出を作成しています…」というウィンドウが表示されることもあります。
また、CSVファイルではなくExcelブックを読み込ませた場合には、ファイル名をドラッグ＆ドロップする手順が必要となる場合があります。

抽出が終わったら、「シート1」（環境によっては「Sheet1」と表示されている場合もあります）タブをクリックします。

シェルフに各フィールドを配置する

テーブル内の各フィールドをワークブックに配置していきましょう。
「ページ」「フィルター」「列」「行」があるエリア（Tableauではこれを「シェルフ」と表現しています）にマウスでドラッグ＆ドロップします。
地点名（福岡市○○区）ごとにデータを分けて表示したいので、シェルフ内の「列」部分に「地点名」フィールドをドラッグ＆ドロップします。

ビューの部分（シート内で最も広い部分）内に行政区ごとに列ができました。
行政区の並び順がこちらの想定していた順番となっていないのは、おそらく地名としての読みではなく、一文字目の文字コード順でソートされているのでしょう。
※これはTableauの仕様というよりは、コンピューターの文字の扱い方の仕様によるものです。